今はジョンヒョンの苦手な夏で、季節外れのように寒くて梅雨が明けるのもまだ先みたい。たくさん雨が降るからジョンヒョンが遂に夏の歌でも歌い出すんじゃないかと思った。なんだか夏も悪くないなあなんて作ってないのかな。やっぱりいやだと機嫌を損ねるかな。
最近は、暗いニュースばかりで、もしくは暗い気持ちがそういうのを引き寄せてるだけなのかもしれないけど、悲しいことの方が多くて世界がどんよりしている。
誰かが少し遠くに行った時にあなたの名前を目にすることがあってね
人の悲しみや苦しみを1つには纏められないのに、あなたのあの日が誰かのその瞬間と重ね合わされる事がある。
その誰かもまた誰かと同じにされていくのかな。
居なくなることがとても怖くなって悲しみや喪失感よりも怒りが勝っている自分に気づいた。何に対してなのかも分からない消化できない淀みが心の奥に溜まっていく感情をいつになったら処理出来るんだろう。
憶測が飛び交ったり心ない言葉を目にすると真っ暗になってしまう。あの日からやっぱり何も分からないまま2年半が経った。でもたまにそれが救いのように感じる。分からないまま、分かりたいと、ずっと想うことが出来るから。だから忘れられないし、忘れられないまま忘れたくない。
あの頃は言葉にするのが難しくて、溢れて止まらなくなるのが怖くて、耳や心を塞いで一緒に進んでるふりをしていた。本当は一緒に座り込んで言葉にならない声を出したかった。
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わたしの人生の分岐点にはジョンヒョンがいた。ジョンヒョンの存在や言葉が心を動かしてくれたから、大切な時はやっぱりジョンヒョンの言葉が濃くなってくれる。理解するより認めること、わたしの人生に必要な言葉を教えてくれてありがとうね。
もうすぐわたしもあの頃のあなたと同じ歳になる。寄り添える何かがあるかもしれないと思っていたけど、随分難しかった。分かったのは、居なくなるっていうのは忘れてしまった時だってこと。時間が経てば何事もなかったみたいに世界は動いていく。忘れちゃいけない。じゃなくて、覚えていたいんだよずっとずっと。とっても大切だから。ジョンヒョンのことを今日も想ってる人が沢山いて、愛されてると確認する度に嬉しくて幸せで、分かってるよね？と伝えたくなる。話がしたくなる。
12月になった。わたしはただのファンで、それなのに上手くバランスが取れない。3年経ってもこうだからきっとずっとそうなんだろうな。やっぱり空いた穴は塞がらないし、時間も解決してくれない。それでも随分と向き合えるようになった。ジョンヒョンという人を考える時間が増えていく。わたしは今もあなたの言葉にしがみついてるよ。
苦しい時に逃げ込める場所だったということがなんだかいやだったんだずっと。そんな風にジョンヒョンの言葉を利用したいわけじゃないのにと思ってた。でもそうじゃない。ジョンヒョンが教えてくれたのは、言葉は魔法にも呪いにもなるということだった。わたしは、あなたからずっとずっと魔法をかけてもらっていた。だから、これでもかってくらいしがみついてね、それで、ジョンヒョンの言葉と生きていく。
愛しています。
너랑 함께한 시간이 내 마음속에서 살아 있어
그게 정말 기쁘고 소중하고 행복해
고맙고 미안해 종현아
보고 싶다. 사랑해
12/18
